男性リウマチ…第4話

 

このブログは、真剣にリウマチに悩み苦しんでいる男性『だけ』が読んで下さい。そして、少しでもリウマチの症状や気持ちに余裕がある方は控えて下さい。 お願いします…

 

 

男性リウマチ…第4話

 

はじめて行くことになった

ホテルのような総合病院。

そして…初めて感じた

右肩に起こった経験のない激痛…

『その原因はいったい…』

背中の張りを感じ、右アゴ関節の痛み…

3日後にはその痛みが消え…

次に起こった左あごの痛み…

そして突然、起こった右肩の激痛…

その当時は、

『すぐに治るだろう』

と、軽く考えていました。

しかし、

関節の痛みが移動していく事が次第に

不安や恐怖を強く感じるようになって

いきました。

それと同時に痛みが段々,強く

感じるようになっていきました。

まして…

アゴ関節の痛みだけなら、

アゴに問題があると思うのですが…

右肩の関節に痛みが出た時点でカラダに

問題があるのだと感じるようになって

いきました。

そして…

深い紫色がかったボクの両手が私と妻を

さらに不安にさせていきました。

内科、皮膚科、神経内科、外科、

循環器内科 など…

迷いながら歩き続け、

検査をこなして行きました。

その時は正直、

不安よりもはじめて体験する検査への

珍しさや新鮮さが勝っていました…

が、

『こんなに検査をしなければ…』

と、少し不安でした。

病院内で数時間が経つ頃…

『ホリエさん』

と、診察室から声が掛かりました。

そして、

診断の結果が言い渡されました。

ボクの前に二人の医師が立ち、

少し困った表情を浮かべながら紹介状を

見ていました。

膠原病…、う~~ん?』

と、二人の医師のささやく声が

聞こえてきました。
ボクは、

『またその病名か…』

『確か前の病院でも同じような病名の

疑いがあると言われたような…』

と、ボクは記憶を辿りました。

そして、

その2人の医師は、

『検査では問題はないのですが…』

と、腑に落ちない表情で告げました。

『エッ!』

と、無意識にボクはカラダを前に傾けました。

そして医師は、

『しかし…その手の色が気になります』

と、ひざに置いていた深い紫色した

腫れぼったいボクの両手を見ました。

さらに付け加えて、

『このままでは、壊死する可能性が

考えられるので一週間ほど入院して下さい』

と、言いました。

『壊死(えし)…』

この一言から、

ボクの不安な入院生活が始まりました…
・・・

壊死(えし)と聞いた瞬間、

ボクは自分の手が腐っていく事を

想像しました。

ウソやろ…

 

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次の日、

ボクは入院することになりました。

入院した私の1日は、検査を受ける生活で

腕にはジャマな点滴がつけられ…

堅苦しい生活を強いられました。

さらにボクの病室は、

循環器系の6人部屋。

その病室には、

ペースメーカを入れたした患者や重い、

糖尿病で壊死を免れた患者など…

ボクの病状からは、かけ離れた重病人が

入院している病室でした…

もちろん、

病室の雰囲気は暗くて重い空気が漂い

ボクもその雰囲気にのまれそうに、

なりました。

さらに近くには…

集中治療室「ICU」があり、

待合室には心配されたご家族の声が

ところどころボクの病室まで

聞こえてきました…

『お父さん…お父さん!』

と、心配された家族の涙まじりの声が

ボクの病室まで聞こえました。

そしてボクは恐怖のあまり布団に

潜りました…

そしてその声を聞いた時…

当時まだ幼かった、

息子の顔が頭に浮かびました…

・・・

それまで…

公私ともに順調な生活を家族3人で

送っていました…

そんな最中、

急に激しい痛みに襲われボクは病院へ

行くことになり…

原因が解らず、手が壊死するといわれ

恐怖に怯えました。

当時、

29歳のボクは失望した状態でした…

そんなボクの姿を見て、

妻は何も言わずボクから目を逸らしていました…

何もかも嫌になった瞬間でした