リウマチ男性…第17話

 

このブログは、真剣にリウマチに悩み苦しんでいる男性『だけ』が読んで下さい。そして、少しでもリウマチの症状や気持ちに余裕がある方は控えて下さい。 お願いします…

 

 

リウマチ男性…第17話

 

リウマチ…

点滴治療…

副作用…

吹き出物…

次から次へと問題が出てくる事に

ボクはイラ立ちを隠せませんでした。

大切な家族や心配してくれる友人に

対してもイライラし始めました…

そして、

上手くいかない…そんな状態の自分が

次第にイヤになっていきました…

薬を飲んだり…

薬を塗ったり…

問題はそこから起こっているのでは?

と、ボクは感じるようになり始めた頃

でした…
・・・
『一体…何をしたらいいのか?』

と、ボクは立ち止まっていました。

なぜ…

こんな事になってしまったのか?

なにがいったいダメなのか?

原因はいったい何なのか?

と、自分に問いました…

原因…

そんな時、

『そういえば…』

と、数年前に買った一冊の本の存在を

思い出しました。

その本は、

成人を終えフラフラしていたボクに

『お前もそろそろしっかりしないと…』

と、おせっかいな親戚のおじさんが

勧めてくれた1冊の本でした。

本を読まないボクにとっては、

正直、不愉快な行為でした。

『本なんか読まないよ!』

『面倒くさいから…』

と、当時のボクはそう思っていました。

でもとりあえず、

『買うだけでもしておかないと…』

『うるさいから…』

と、思いながら本屋さんで渋々買った

本でした…

 

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その本は少し哲学的な本で

読む気はなどさらさら無い…

そんな気分にさせるような、

細かい文字がたくさん並んでいました。

『とりあえず〜目だけ通しておこう〜』

と思い、パラパラと流し読みをしました。

パラパラとその本をめくっていると…

ボクはある内容に目が止まりました。

その内容とは、

『原因があるから結果がある…』

・・・

ごくシンプルに書かれたその内容が、

『もしかして役に立つのかも』

と、今の自分に気が付いた瞬間でした。

『どこにあの本がある?』

と、急いでその本を探しました…

そして、

『古本』と書かれたホコリをかぶった

段ボールの中にその本が乱雑に入って

いました。

ボクは手の汚れを気にしながら…

その本を取り読み進めました。

『またこの本を読むなんて…』

と、少し照れながら親戚のおじさんの

顔を思い浮かべました。

その本を読むにつれてボクの頭の中は、

次第に自分の過去の記憶でいっぱいに

なっていきました…

『あーもう!』

と、過去をさかのぼれば…

いい事よりも悪い事ばかりが

頭に浮かびました。

そして次第に、

その本の内容が頭に入らなくなって

いきました。

そして本を閉じました。

自分の過去…

その本には多くの事が書かれいました。

しかし、その中でも

『今までの自分の過去を紙に書き出す』

という文字がその時、

頭から離れませんでした…

・・・

思い返せば…

どんどん過去の自分が浮かびました…

今までカラダの事なんて気にしていない

自分の過去は、

好きなものばかりを食べ…

運動なんかは何もせず…

人目ばかり気にして…

自分を隠してムリばかりして…

また、自分で抱え込み…

悲観的で短気で飽き性…

頑固で人の言うことなど聞かず…

人を恨んだり…

強い責任感とは逆に心配性で…

自分を責める…

・・・

出てくる内容はすべて…

怒りや不安

心配や焦り

恨み など…

『悪いことしか出ていない…』

『なぜ…』

と、ボクは頭を抱えました…