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男性リウマチ…第26話

 

このブログは、真剣にリウマチに悩み苦しんでいる男性『だけ』が読んで下さい。そして、少しでもリウマチの症状や気持ちに余裕がある方は控えて下さい。 お願いします…

 

 

男性リウマチ…第26話

 

『歩けなくなる…』

ヒザ関節の痛みによって、

肉体的にも精神的 にも…

ボクは衰弱していきました。

立ち上がる時に痛みが伴なう…

それが解っているのでいつも、

痛みに耐える覚悟していました。

毎朝、布団から起き上がったり…

トイレに行く事がイヤになっていました。

そんな状態をよそにリウマチの症状は

さらに悪化していきました。

次第にヒザの痛みは両足に症状が起こり

4〜5日経てば和らいでいた痛みは

どんどん痛みが強くなり…

つねに両ヒザが痛みを伴っている…

そんな状態でした。

頭の中はとくにヒザの痛みに意識を

していたのでカラダはいつもピリピリと

緊張していました。

カラダはぐったりと疲れ、

気持ちはいつも折れそうでした…

『もうムリだ…』

と、今まで勉強しようとする思いや

前向きにリウマチを治す気持ちが

無くなっていきました。

さらに、

痛みを逃れる為のロキソニン

大量に服用していたせいで副作用が起こり、

顔には大量の吹き出物が出始めました。

何もかもイヤになる…

ボクは次第にうつ状態になっていきました。

『なぜこんな目に自分だけあうのか!』

『もう人生がイヤになった…』

『誰もこの苦しみがわからない…』

どうする事もできないイラ立ちと、

激しい劣等感を感じたボクは荒れました。

いつも何も言わない妻に対して、

『お前なんかにわかる訳がない!』

など暴言を吐き捨て、

痛みを我慢しながら物を投げつけたり…

現実を逃げようと酒に溺れたり…

幼い子供が泣く声が、

うっとうしくも感じました。

『もう、死んだほうがマシ…』

 

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失望したボクは本気でそう思い、

実家の近くにある大きな橋の上に

足をかけました。

『もう…終わりや…』

と思った瞬間、涙が出てきました。

橋から飛び降りる怖さ…

このまま寝たきり生活になる未来…

選択できない恐怖にボクは襲われました。

そんな状況の中…

 3年前に亡くなった祖母の事を思い出し

ました。

ボクは幼い頃からおばあちゃんの事が

大好きでよく話をしていました。

しかし、おばあちゃんは

お前はだらしない…

もっとしっかりしな…

アホなことばっかりするな…

と、昔からよく怒られていました。

なのでボクは、

『うるさいなぁ』

と、思春期になるに連れ、だんだん

おばあちゃんを避けるようになって

いきました。

それから数十年が経ち、

ほは病気になり実家へ戻った時…

93歳になったおばあちゃんは、

ボクたち家族をうれしそうに迎えてくれました。

『帰ってきてくれてありがとう』

『あんたらに元気がもらえるわ』

と、生き生きとした表情を浮かべながら

ゆっくりとボクの前に腰をおろしました。

そして…

おばあちゃんはボクにこう言いました。

『なんであんただけそんな病気になるのかなぁ…周りに誰もいないのに…おばあちゃんが仏様に拝んでおくわ…』

と、言っておばあちゃんはボクの顔を

見ながらとても辛い顔をしました。

・・・

ボクはなぜか、

その時の事を思い出しました。

涙を流し…橋の上に立ったボクは

『ばあちゃんゴメン…もう無理やわ…・・・やっぱり仏様はおらんよ…』

と、ボクは震える声で呟きました。