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男性リウマチ…第32話

 

このブログは、真剣にリウマチに悩み苦しんでいる男性『だけ』が読んで下さい。そして、少しでもリウマチの症状や気持ちに余裕がある方は控えて下さい。 お願いします…

 

 

男性リウマチ…第32話

 

仕事上では、

良いことばかりではありませんでした。

『あの子は当てにできない…』

『あの子は出来ないからね』

『何か止まっていきそう…だね』

と、情けなさをわかっている自分に、

さらに追い打ちをかけるその言葉は

深くボクの心に刺さりました。

プライベートでも、

地元の知り合いからは

『あいつは終わった…』

と、人生そのものを否定されたような言葉を

間接的に聞いたとき…

悔しさで怒りがこみ上げてきました。

親友の間でも前向きな言葉を適当に

言われれば言われるほど、

ボクは見下されたと強く思い…

『オレの気持ちはわからんくせに!』

と、痛む関節を忘れ…

殴り合いのケンカにもなりました。

しかし…

日々広がる関節の痛みとこわばりは、

治まることはなく…

ボクに悪夢を感じさせました。

関節の破壊が進み…

手足の関節の変形が進行して歩けなくなり、

仕事も出来ずに人口関節の手術も受けれず

家に引き込もり、妻に離婚を要求され…

家賃も払えず孤独になって実家に帰り、

老いた両親の年金生活をむしばむ生活。

世間から『負け組み』と笑われ、

失望した人生になってしまう…

 

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『どうすればいいのか…』

リウマチを治す解決策がないまま…

ボクは1人あせっていました。

歩行が困難になり痛みをこらえながら

無理やり足を引きずり出かければ、

デパートの入り口にある車椅子を見て

何度も何度も頼ろうとしました。

しかし…

ボクは車いすには乗ろうとはしませんでした。

それは、

車いすに乗った自分の姿を想像し

『このまま歩けなくなってしまうのでは…』

と、ひどく怯えたからでした。

ですが…

買い物に出かけるボクには強い抵抗が

ありました。

足を引きづりながら歩くボクの姿を、

知り合いに見られたらどうしよう…

妻の友達に見られたら…

妻が恥をかいて辛い気持ちになってしまう…

と、自分の姿が妻に迷惑をかけてしまう事を

ボクは恐れていました。

そして、次第に家族で出かける事を

避けるようになり、

出かければ、恥をかく…

出かければ、家族に迷惑がかかる…

と思うようになりました。

1人で出かけたとしても…

周りの人に変な目で見られたり、

買い物かごを持つことさえできず、

哀れな姿を見せ、

ただ、恥をかくだけだ…と思い、

出かける事自体がイヤになっていきました。

仕事にはどうしても車が必要で、

肩を上げたりヒザを上げることが

出来ないせいで、

座席の乗り降りやハンドルを回す動作に

かなり苦労しました。

何度も後ろからクラクションであおられ

ハンドルを回しきれなくて事故を

起こしそうになった事もありました。

すべての動作が遅くなったボクには、

時間の余裕がなくなりました。

今まですんなりとできた事が、

何十分も何時間もかかるようになり…

朝は1時間以上前に起き…

会社に出勤する時間にも余裕を作り…

それでも時間に追われました。

痛みに堪えることに気を使い…

追われる時間に気があせり…

周りの目線に気が乱れ…

1日の仕事を終え家に帰れば、

家族と一言も会話もせず、ただ…

気が遠くなりそうな痛みと、

気を使い過ぎた重たい疲れで

ぐったりとイスに座り、

そのまま…眠ていました。

『明日はここの関節が痛くなる…』

と、夕方になれば翌日に痛む関節が

解るようにもなっていきました。